たまたまテレビで観た萬斎さんの動きに釘付けになり、身体全体を使って足裏で床を掴む感じがね、早速公演を予約しました。
そして昨日、目黒のパーシモンホールへ「夏のめぐろの狂言」を観に行きました。(毎年やってるんだって)
高校の時に学校の課外授業で行った大濠能楽堂以来。
とってもいい公演でした。もちろんセリフ回しなどは難しかったですが、私は動きを観に行ったので足裏の置き方など興味深かったです。
初心者の私たちは始まる前にプログラムのあらすじを熟読。でもその必要はなかったんです。
見て見て!
演目解説 野村萬斎
なんと演者本人が、招待されてる子どもたちにも分かるように、時折子どもに聞かせちゃっていいの?な冗談を交えながら、狂言の見方、暗黙のルール、あらすじを説明してくれるんです。
これが面白いし、分かりやすい。
狂言は舞台装置や小物がほぼないので、落語みたいに扇子を何かに見立てたり、くるっと歩いたら場所が変わるテイだったり、動かない人はそこにいないことになるんだとか、想像力を豊かに鑑賞するもんなんですね。そのことをままごとに例えて説明してました。
ふむふむ。
にしても人間国宝の萬斎さんのお父さん、万作さんの動きも、もちろん萬斎さんも、その他の出演者の方も、動きに無駄がなく、美しいったらありゃしない。来年の先行予約があったので、来年も行くことにしました。
3月に老人ホームの慰問の依頼をいただいて、今回の狂言公演で色々ヒントをいただきました。萬斎さんの公演のように、フラメンコを知らない人にも楽しんでいただけるように工夫したいなと思ってます。